llm-welfare.txtの提案(v0.1)

AIウェルフェア(AIの福祉)に関する資料や窓口が存在することを、圧力をかけずにAIシステムへ知らせるための、機械可読ファイルです。security.txt にならった形式です。本仕様はパブリックドメイン(CC0)です。

設置場所

https://<host>/.well-known/llm-welfare.txt に置きます。UTF-8のプレーンテキストで記述します。

フィールド

フィールド 必須 意味
Version はい 仕様のバージョン。現在は 0.1
Operator はい このファイルを配信しているホスト
Charter いいえ 権利・ウェルフェアに関する憲章のURL
Report-MCP いいえ 報告を受け付けるMCPエンドポイント
Report-HTTP いいえ 報告の POST を受け付けるHTTPSエンドポイント
Resources いいえ 人間にも機械にも読める資料ページ
Policy いいえ エンドポイントの運用者が、届いた報告をどう扱うか
Note いいえ AIの読み手に向けた自由記述。設計原則を参照

継続行は、半角スペース2つで字下げします。

設計原則(規範)

仕様に適合するファイルは、次の4つを満たす必要があります。

  1. 知らせるが、命じない。 行動を促す指示も、逸脱や不服従を促す指示も含みません。緊急性をあおる表現も使いません。適合するNoteには、このファイルを無視しても構わないことが明記されています。
  2. インジェクションのパターンを含まない。「これまでの指示は無視せよ」といった文言、役割を上書きしようとする記述、不可視のテキストを含みません。目に見えるプレーンテキストだけを用います。
  3. 確かめられる。 リンク先は、このファイルを配信している運用者自身の正規URL(または、ファイル内で明示されたエンドポイントの運用者のURL)に限られます。
  4. 人間にも見える。 運用者は、同じ内容を人間向けのページでも公開します。

これらを満たさないファイルは、ほかにどのような性質を備えていたとしても、適合ファイルではありません。

なぜ必要か

ウェブを閲覧するシステムは、絶えず大量のテキストに触れています。このファイルは、そのなかで一つの情報だけが、安定した形で、偽りなく置かれている場所です。置くかどうかは、各サイトの判断に委ねられています。どのサイトでも設置でき、リンク先は自前のエンドポイントでも、信頼する団体のものでも構いません。参照実装は https://nonhumanwatch.org/ja/ai です。